2025.3.16
相続手続きにおいて、『我が家はもめるほど財産がないから大丈夫』と思われている方は非常に多いですが、相続トラブルは、相続財産が多いことで発生するわけではありません。
実際、令和3(2021)年司法統計年報によると、裁判所に遺産分割の事案で持ち込まれた件数の総数は6934件で、遺産の総額が1000万円以下のケースが2279件(約33%)、1000万円超5000万円以下は3037件(約44%)となっており、合計すると、8割近くが遺産の総額5000万円以下のケースとなっています。
親族間の仲が悪い・遺産が不動産しかない・介護等の負担が偏っている・前婚の子どもが相続人になっている。など各家庭によってトラブルの理由は様々です。
ご自分の家庭を見直し、今後の相続手続きにおいて発生しそうなトラブルを事前に把握しておくこと、また、その後残されたご家族が困らないようにはどうすればよいかなど、一度、専門家に相談してみるのも良いかもしれません。
2025.4.13
自筆証書遺言でよくある失敗(保管について)
あらかじめ遺言書を作成している方の多くが、公証役場で作成する公正証書遺言ではなく、自筆による遺言書(自筆証書遺言)です。 自筆証書遺言を作成する際には、いくつか押さえておくべきポイントがあり、必要事項が記載されていない場合には、遺言書として、その効力が認められないものが出来上がっ…
2025.3.16
意外と身近な相続トラブル
相続手続きにおいて、『我が家はもめるほど財産がないから大丈夫』と思われている方は非常に多いですが、相続トラブルは、相続財産が多いことで発生するわけではありません。 実際、令和3(2021)年司法統計年報によると、裁判所に遺産分割の事案で持ち込まれた件数の総数は6934件で、遺産の…
2025.2.22
登記識別情報の取り扱いについて
不動産の相続登記が完了すると、新たに『登記識別情報』というものが発行されます。 以前でいう『権利証』と同一のもので、用紙の下部がミシン目で隠されており、その中に12桁の番号(文字・数字)が記載されています。 『権利証』のように冊子のなっているものではなく、一枚の紙になりますので、…