2024.12.14
葬儀費用を亡くなった方の銀行口座から支払うということは、出来るかどうか、亡くなった方の銀行口座から支払ってしまったのだが問題はないかどうかなどの質問が多く寄せられます。
まず、亡くなった方の銀行口座から葬儀費用を引き出すことが出来るかどうかについてですが、キャッシュカードと暗証番号さえあれば、銀行口座が凍結してしまう前にお金を引き出すことは”物理的には可能”です。(当然ながら、勝手に持ち出して引き出したとなれば、それは犯罪となります。)
引き出すことについて名義人本人が納得しているのか、理解しているのかという点が重要となります。
相続手続きにおいては、亡くなりになった名義人に代わり、相続人全員が納得しているのか、理解しているのかという点が重要となります。
葬儀費用に限らず、相続人全員の理解を得られないまま、亡くなった方の銀行口座からお金を引き出してしまうと、他の相続人から不信感を持たれ、その後の遺産分割協議の際に、大きな影響を及ぼす可能性があります。
実際に支払われてしまった場合には、通帳の記載などで引き出した履歴を残し、葬儀費用の請求書や領収書などと合わせて、『いつ・何のために・いくら』口座からお金を引き出したかを明確にしておくことが大切です。
このような点に注意し、相続人間でのトラブルを未然に防ぎ、円滑な相続手続きを行っていただきたいと思います。
2025.1.13
成人(18才)になって出来ること・出来ないこと
2022年4月1日施行の改正民法により、成人年齢が18才に引き下げられました。 これにより、親の同意を得なくても、様々な契約出来るようになりました。 但し、飲酒や喫煙、競馬などの公営競技は、これまで通りに20才になるまでは禁止という扱いになっています。 これらについては、多くの方…
2024.12.14
相続人間でのトラブルを避けるために(葬儀費用)
葬儀費用を亡くなった方の銀行口座から支払うということは、出来るかどうか、亡くなった方の銀行口座から支払ってしまったのだが問題はないかどうかなどの質問が多く寄せられます。 まず、亡くなった方の銀行口座から葬儀費用を引き出すことが出来るかどうかについてですが、キャッシュカードと暗証番…
2024.11.16
役所で行われる無料の相続相談についてのメリット・デメリット
各役所には行政相談や法律相談の窓口が設けられており、日常生活で起きる様々な問題を無料相談できます。 相続に関する相談も受け付けているので、相続手続きについて何か悩みがあれば、利用してみることで、解決の近道になることもあるかと思います。 しかし、弁護士や司法書士への直接相談とは事情…