アシスト合同事務所

スタッフブログ

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2022.5.18

キラキラネーム

現在の戸籍の氏名にはよみがなは無く、漢字しか記載されていません。
行政手続きなどのデジタル化の妨げになっているとして、政府は読みがなを付ける方向で検討しています。
そこで、議論になっているのが「キラキラネーム」と呼ばれる個性的な名前など、表記や読み方が多様化する中、読みがなをどの程度まで自由に認めるかです。
戸籍法には規定を設けず権利の乱用がなく公序良俗に反しない範囲で認める案や、音読みや訓読み、慣用による読み方や漢字の意味と関連性が認められるものにする案、これに加え、法務省令で定めるものとする案が示されています。
たとえば、「光宇」を「ぴかちゅう」と読ませるのは漢字の意味や読みから連想されることから認められ、
「山田太郎」を「てつわんあとむ」と読ませるなど、字の意味と全く違う場合は認められない可能性があるということです。
法制審議会の部会は、今月下旬からパブリックコメントで意見を募ったうえで、さらに検討を行って、答申をまとめることになっています。

上門美香

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上門美香