2022.7.31
相続財産に不動産がある時、「どのように相続するのが一番良いか?」とのご質問をお受けすることがあります。
遺言書がない場合、遺産分割協議によって相続人で自由に話し合って分割内容を決めることができるため、不動産をどのように相続するかは重要な課題となります。
例えば相続税がかかる場合、控除が受けられるかどうかや、支払うべき税金の額なども大切です。
しかし、最も大切なのは「その不動産を『最終的に』どうしたいのか」です。
相続人のどなたかが子々孫々引き継いでいく。すぐに売却してお金で分配する。すぐには売却しないが、後々は売却する。等々
不動産の相続は、一度登記をしてしまうと、元に戻すのは非常に困難です。ご遺族の事情やご希望に合わせ、将来のことまで見定めて慎重にお話合いをすることが重要です。
2024.10.30
自筆証書遺言書保管制度
自筆で書いた遺言書は、紛失や改ざんなどのリスクがあります。 そのリスクを無くすために、法務局で遺言書を預かってくれる制度があります。 この制度を利用すると、遺言書の紛失・改ざんのリスクがなくなる他、亡くなった後に家庭裁判所で行われる遺言書の検認手続きが不要になるなど、多くのメリッ…
2024.9.30
名寄帳
故人が不動産を所有していた場合、その不動産は相続の対象となります。 どこにどのような不動産を持っているのか確認するときは、毎年役所から送られてくる固定資産税の課税明細書を確認するか、お手持ちの権利書を確認することになります。 ただ、不動産によっては、固定資産税などの税金が課されて…
2024.8.31
不動産の照会
不動産の相続手続をする際、故人が所有している不動産がどれだけあるのか、正確に把握することが重要になります。 毎年役所から送られてくる「固定資産税・都市計画税納税通知書」を確認すると、課税されている不動産は記載されています。しかし、課税の対象になっていない不動産は記載されていない為…