2016.12.18
相続税の節税方法として親族に対する生前贈与があります。
この生前贈与については、贈与を受ける人について1年間に110万円までの基礎控除(非課税枠)があり、この基礎控除を超える贈与を受けた場合には、税務署に贈与税の申告と納税を行う必要があります。
また、この生前贈与については、被相続人(故人)から相続や遺贈により相続財産を受取る人が、その被相続人から相続開始時から生前過去3年以内に贈与を受けていた場合には、その相続財産を受取る人に対する生前過去3年以内の贈与についても相続税の対象となります。(生前贈与加算)
ただし、この相続税の対象となった贈与について、贈与税の申告と納税を行っている場合には、その贈与を受けていた人の相続税からその納税した贈与税を控除することができます。(贈与税額控除)
なお、この取り扱いが適用されるのは、被相続人から相続や遺贈により財産を受取る人が対象となるため、相続人であっても被相続人から財産を一切受取らない場合には、この取り扱いは適用されません。
2024.5.6
所得税の手続 定額減税②
令和6年6月から実施される定額減税について、個人1人につき所得税3万円と住民税1万円の減税枠が設けられていることにより、様々な収入を得ている下記のような注意が必要となります。 1.同時に複数の会社からの給与収入がある場合 給与収入に係る定額減税については、扶養控除申告書等の提出し…
2024.4.3
所得税の手続 定額減税①
令和6年度の税制改正により令和6年6月の給与計算から令和6年分の所得税について定額減税が実施されることになりました。 この定額減税は、個人1人につき所得税で年3万円と住民税で年1万円の減税枠が設けられており、その範囲内で所得税と住民税の控除が受けられるという制度です。 なお、定額…
2024.2.29
所得税の手続 NISA制度の注意点
令和6年1月1日から新NISA制度が開始されましたが、下記の点についてNISA制度を利用するにあたり注意する必要があります。 1.NISA制度の対象とならない投資商品 国債や地方債などの特定公社債や公募の公社債投資信託の受益証券は、「つみたて投資枠」、「成長投資枠」の対象となりま…