2017.4.17
NPO法人が、ホームレス等に建物の居室を居住用として貸し付ける事業が収益事業に該当するか否かの判断が争われた事件で不動産貸付業に該当すると判断された。この事件は、特定非営利活動促進法が定める特定非営利活動法人が行う居室の貸付が収益事業に該当するとして、法人税について、決定を受けたことを取り消すことを求めて訴えられたもの。
納税者側は、この貸付は行政側からの求めによりホームレス対策として行っているものであり、入居募集の公告も行っておらず、通常の不動産賃貸業とは異なる点、またその特殊性から、一般の不動産貸付業と競合するものでない点などを主張したが、その訴えは退けられた。
法人税法は、その事業が収益事業になるかどうかは、その事業を法人税法の中で列挙しているだけであり、儲かっているとか、一般と競合関係にないとかは一切関係ない。その行ている事業が、NPO法人本来の非営利活動であったとしても、法人税法に規定する収益事業に該当する以上、申告納税の義務は生じる。
2026.4.30
会計と経済社会について
会計は、企業や組織の経済活動を金額という共通の尺度で把握し、記録・整理・報告する体系であり、経済社会の円滑な運営に不可欠な役割を担っています。企業活動においては、原材料の購入や製品の販売、人件費の支払いといった日々の取引を会計として記録することで、利益や損失、資産や負債の状況が明…
2026.4.1
会計情報の利用者
会計情報の利用者とは、企業が作成する財務諸表などの会計データを基に意思決定を行う人々を指し、大きく「内部利用者」と「外部利用者」に分類されます。まず内部利用者には、経営者や管理者、従業員が含まれます。経営者や管理者は、企業の経営状況を把握し、投資判断や資金調達、コスト管理、事業戦…
2026.2.28
財務諸表の役割
財務諸表の役割は、企業の経済活動を客観的に示し、利害関係者が適切な意思決定を行うための基盤となる情報を提供することにあります。企業は日々、仕入や販売、投資、資金調達など多様な取引を行っていますが、その全体像を外部から直接把握することはできません。そこで、企業の財政状態や経営成績、…