〜経理業務改善のススメ〜
会社の経理や総務という部門は、営業部や製造部などと違い営利を目的とした生産性のある部署ではないため、他社と比較される事もなく、日々淡々と同じ事務作業を繰り返し行っているケースが多く目立ちます。ですが会社の経営状況は日々変化しており、また経理システムや会計ソフトも続々と最新のものがリリースされているため、こう言ったものを随時取り入れたり、または既存の経理業務の作業工程を見直す事で、業務効率のアップや経営改善に繋げる事が出来ます。

〜経理改善指導のポイントについて〜
■経理業務の基本指導
経理業務の基本が出来ておりませんと、そこから先に進めません。特に下記に記載する業務については、税理士の正しい指導のもと、正しい処理を行う必要があります。万が一出来ていない場合は、直ちに改善が必要となります。
・現金預金の出納事務
・手形小切手の振出および保管業務
・各種帳簿類のファイリング
・勤怠管理、集計
・給与計算、給与明細
・社会保険、労働保険、雇用保険の手続き
・売り上げ集計、売掛金の処理
・年末調整事務
・月次決算
・決算処理

■クラウド会計ソフトの導入
クラウド会計を導入する事により、大幅な作業効率の改善が期待出来ます。クラウド会計ソフトには主に以下のようなメリットがあります。
・顧問先の税理士事務所とリアルタイムで情報を共有出来るため、タイムリーな経営判断が可能。
・仕分けの自動取り込みや自動学習機能がついていて、初心者でも使いやすい。

■税務調査対策
中小企業の多くは、税務調査対象となった経験がないことが多いため、経理処理において必要な対策が取られていない事が多々あります。特に、請求書や領収書関係の保管方法、契約書に貼る印紙、交通費関係、交際費などの経費関係など、事前に税務署から指摘される可能性がある経理処理がされている場合は、税理士の指導のもと改善していく必要があります。